ホーム > 施工事例

施工事例

月別アーカイブ

大分市 A様邸

大分市 内装工事
間仕切設置工事による収納室増設
2階トイレ設置工事(その1)

お客様のご要望

*2階にトイレを増設したい。
*「2階のもう一つの部屋に荷物があふれているので、収納スペース(クローゼット)を作ってうまく収納できるようにしたい」
ということでご相談いただき、プランまとめて工事スタートしました。

2階へのトイレ増設にはいろいろな制約があります。まず給排水工事が伴いますので、どうやってその給排水の管の経路を2階までもっていくか、その内容によって工事の範囲、手間そして金額が変わります。2階の増設スペースが外部に面しており、なおかつ給水管を比較的簡単にトイレ予定の場所までもって来れるかどうかがポイントです。
ここのお住まいは、トイレ設置予定の押入になっている場所の外側に障害物となる屋根や軒などがないため1階の壁を伝わせて、給排水管をそのまま立ち上げることができそうでした。道路からも目立たず、特に配管を隠す必要もなさそうな感じでしたので、給水管はエアコンのカバーで隠して、排水管は塗装して仕上げます。

ポイントは、トイレをマンションの様な壁排水のタイプで行い、その配管スペースをうまく隠すこと、部屋のすぐ横にトイレを設置するので、音が響かないように断熱材を新規の間仕切壁の中に充填、さらに部屋側に洗面台も設置したいとのことでしたので、その配管スペースも併せて考慮する、そして予算内で仕上げるということがポイントです。
既存押入の中段、枕棚、引き違い戸の枠、敷居、べニアで出来ていた床など撤去し、間仕切の壁のための下地材を入れます。左側の空間に洋室側に置く洗面台の給排水管のスペースと、トイレ内部にはトイレからの給排水管が通ります。間仕切壁の中には、手洗い用の給排水管も通りますので、寸法的にシビアな工事ですし、大工さん、水道屋さんの連携が必要です。
押入の床が強度的に頼りなかったので、剥ぎ取り、新たにラワンべニア12.5㎜にて下地を作り直します。黒く見えるのが鉄骨です。トイレを床排水にすると、この梁のために外側に配管を出せません。ですので、1階の天井を下げたり、別に配管スペースを作る必要があるので、余計な工事がかかります。今回は、マンションなどでもよくつかわれる壁排水のトイレにしています。
壁排水のトイレは、床とまた異なり、排水の勾配や真下に落とす管までの距離なども考えて設計しなくてはいけません。極端な話、南側の外側にトイレ作って、配管を北側の壁から出すということは、それだけ勾配をきつくしなくてはならなくなり、それを床上で作ろうとすると、トイレの高さを若干高くしなくてはならなくなる可能性が出てきますので、注意が必要です。
以前のリフォーム工事の際に、電気をオール電化対応にしたときに、壁の内部に幹線を引き直しておりました。電柱からくる重要な電線になりますし、太いのであまり自由が利きません。
トイレドアの横にできる袖壁の中に入れて、交わすために、トイレの床がどうしても廊下に合わすことができないことをお施主様にご了解いただき、工事を行いました。
大工下地、水道の配管工事、電気工事(コンセント、照明、換気扇)などが完了して、床のクッションフロア貼り、クロス工事行いまして、トイレなどの設置行い、清掃して完成です。
アクセントクロスが壁から天井まで貼り上げている落ち着いた雰囲気でありながら、清潔感のあるトイレルームです。
便器の横には、汚れ防止のためアイカセラールを貼って、掃除しやすくしております。
トイレは、すべてPanasonicの「アラウーノ」シリーズで統一。お施主様が1階のトイレもアラウーノで大変気に入っていらして、陶器製より汚れにくく、ガラスコーティングで掃除がしやすいことがポイントだったようです。ちなみに手洗いカウンターにもガラスコーティングが施されています。陶器製の便器より軽いので、施工性もよいです。結露もしにくい製品です。(我が家も使用しております)
ご主人専用のお友達との会食の部屋として、照明も変更したりと、いろいろと今後の部屋のレイアウトや、DIYなども楽しそうな部分も残しつつ、このお部屋のリフォームはひとまず完成です。
次は、隣の部屋に間仕切壁を設置して収納スペースの確保です。