リフォーム備忘録
水回り全面リフォームその1
奥様のご実家にお住まいのお客様からのご依頼で、キッチン、浴室、洗面室、トイレ、オール電化対応の給湯器交換などの水回り全てのリフォームを行いました。
まずは、既存の状況
タイルの浴室を解体しますと、だいたいこのような感じになっております。タイルや、床と壁のつなぎめの部分からのひび割れから水がもれ、柱や土台部分が腐食していました。柱全てを交換となると大規模な工事となるので、今回は腐食部分のみの交換で対応することでご了承いただきました。
交換後は、ホウ酸塩を主原料とする木材保存剤を塗布して、シロアリの害を防止します。交換していない既存の木材部分にもしっかり塗布しています。
システムバス(ユニットバス)は鉄製の脚で支えるため、設置する土台部分が硬くなければいけませんので、コンクリートを流し込み硬い地盤を作ります。
生コン車から一輪車やバケツに生コンを入れて手作業にて流し込んでいく作業です。現場でコンクリートを練る作業は、コンクリートの強度に問題があったり、品質もバラバラですので、弊社は行いません。
事前に水道業者さんによる、排水管の立ち上げを行なっておく必要があります。
今回は、お客様のご要望により、浴室の窓も交換し、開閉のしないFIX窓のペアガラスサッシに交換しました。最近は、浴室の窓は防犯上、掃除のしやすさなどから窓を設けない、もしくは小さいサイズを希望する方々が多いです。
既存の窓、換気扇を撤去し、新しいサッシを設置しましたので、既存のサイディングに合わせて、新しいサイディングを貼り、壁の色に合わせて塗装しました。(写真は塗装前の状態)
今回のご提案したのは、TOTOの「サザナHタイプ」1616サイズ(1坪サイズ)です。床が他のメーカーに比べて柔らかく、冬でもひんやりしないのが特徴で、膝をついても痛くないのが年齢問わず受け入れられています。
基本プランから、カウンター、鏡、収納棚を外しています。お掃除のしやすさを重視。
さらに浴槽、エプロンは標準のFRP製から、お掃除のしやすい人工大理石のタイプにグレードアップしています。
お風呂の工事期間は、解体からこの写真の状態まで、5日間ですが、合わせて洗面室の改修も行なっておりますので、あと4日間工事期間をいただいています。